この記事では
という悩みを解消します!
とはいえ、自分の支払っている税金は家計の大きな支出のひとつ。
所得税の計算式の仕組みを理解すると、余分に取られていた税金が見えてきますよ!

所得税の計算式① 総合課税を3stepで解説!

まずは収入に対して所得税がいくら課税されるか、その計算式を3段階で示します。所得税は、原則、個人が1月1日から12月31日までに得た所得に対して課税されます。
- 収入ー必要経費ー給与所得控除ー各種所得控除=課税所得金額
- 課税所得金額×税率ー控除額=所得税額
- 所得税額ー税額控除=納付すべき所得税額
収入から各種所得控除を差し引くと、課税される所得金額となります。この金額に対応する税率をかけ、控除額を差し引くと所得税額となるのです。
さらに所得税額から税額控除を差し引くと、納付すべき税額が導かれます。

給与所得控除は以下のように定められます。
給与等の収入金額 | 給与所得控除額 |
---|---|
180万以下 | 収入金額×40% 55万円に満たない場合には55万円 |
180万超360万円以下 | 収入金額×30%+8万円 |
360万超660万円以下 | 収入金額×20%+44万円 |
660万超850万円以下 | 収入金額×10%+110万円 |
850万超 | 850万円 |
所得控除のうち、人的控除は以下の通りです。


物的控除は以下の通りです。

所得控除のなかには、自分で確定申告しなければ減税されないものがあります。
- 医療費控除
- 雑損控除
- 住宅ローン控除(税額控除)
- 配当控除(税額控除)
上記のものは自分で確定申告をしなければ減税されません。
\無料の確定申告ソフトはこちら/

という方は、所得控除の詳細をご覧ください。
https://healthy-culture-cuteblog.com/income-deduction
課税所得にかけられる税率は以下の通り

この税率を参考に、課税総所得金額×税率ー控除額で所得税額が計算できますよ!
所得税の計算式① 非課税所得

所得の中には税金がかからない非課税所得があります。
例えば以下のようなものです。
- 給与所得者の通勤手当
- 雇用保険の失業等給付
- 公的年金の障害給与
- 公的年金の遺族給与(遺族年金)
- 損害賠償金
- 損害保険金
- 国内の宝くじ当選金

非課税所得の中にも注意点があります。
20万円以下の雑所得は確定申告の義務がなく課税されない!
という方も諦めるのはまだ早い!
5年前までならさかのぼって確定申告出来る還付金が受け取れる可能性があるので、心当たりのある方は確認することをオススメします。

所得税の計算式② 分離課税

所得税は原則で総合課税ですが、例外的に分離課税という方式で課税する所得もあります。
分離課税はさらに、
- 申告分離課税
- 源泉分離課税
という、2つの課税方法に分けられます。
- 申告分離課税
- 他の所得と合算せずに、個別に分離して税額を計算し、確定申告で納税する方法
- 源泉分離課税
- 一定の税金が天引きされて、課税関係が終了する課税方法
分離課税の対象となるものは5つあります。

退職所得と山林所得だけは所得税の超過累進課税率になっていることに注意してください。
今回は以上です。
所得税に関して私たちひとりひとりが理解することが大切です。
頑張って節約し生活費を抑えることは素晴らしいですが、心をすり減らしていませんか?
無理な節約を続けることは心の健康によくありません!
支出を減らすことと同時並行で
所得を税金から守る力も育てましょう!!

私が税金に興味をもつきっかけになった本を紹介します。
この本を読んで税金について興味をもった私は過去にも様々な記事を執筆しました。